C100のアクセルホルダー部
この切り替えスイッチ穴を溶接で埋めてCZ100のアクセルホルダーのように何も無いホルダーにする加工依頼です
CZ100のアクセルホルダー
ちょこっと開先入れて溶接するだけと思われがちですが、しかしこれが結構強物なのですョ
まずアルミ合金の質が純正である為に溶接拒絶反応が多い事(熱を加えただけでプツプツ巣穴でグシャグシャなっちゃう)
溶接ビートを面まで削り、スムージング加工すると一番不安定な熱で混ぜくった所まで削るので巣が出る事
溶接時点でもう巣が出てるしぃ~
削ると大きなヤツが・・・
巣を消す為に溶接してもまた違う所に巣が出るのですョ・・・
溶接&削りを繰り返して余々に新しいアルミの質に変えていくのですが・・・
5回繰り返しましたがまだまだ出てます
一つ消えてもまた一つ出る・・・
少し小さい巣になってきましたが・・・
永遠に続きドツボにハマるのでこれぐらいで許てもらいましょう(引き際が肝心です)
少々歪んでも装着稼動できればよいパーツではあるんですが、あまり溶接を繰り返すとアルミがスカスカ状態になるので溶接を何回も繰り返してよいという訳でもないのですョ
アルミ溶接のビート削りを落として元の面で形を作り上げるのは巣との戦いです
綺麗に仕上げるには最終的に巣をパテ埋めして、上から色を塗る事が一番なのですがアルミ地の鈍い輝きを失ってしまうので難しい選択ですね