何段か有ったコアを数段間引いて高さを低くしたチョップボディのオイルクーラー修復&加工仕事です
そのカットした痕の部分にアールズ8番フィティングとステーを溶接して元の使えるオイルクーラーボディに戻す事
オーナーはマシンに似合うサイズのオイルクーラーを作りたかったのでしょう(マシンはローソンレプリカだそうです)
昨日のタペットカバーもツワモノでしたが、これもツワモノですョ~
新品を切ったみたいなので油分が無いし、アルミの材質自体はタペットカバーみたいな合金ではなく溶接を受け入れてくれる素直なアルミなのでまだマシです
フィッティングを溶接する前にインロウ加工(差込)します
フィティングの肉厚は6mmはあります・・・
肝心の溶接する本体の方は0,8mm程しか肉厚が有りません
6mm肉厚のものを0,8mm程の簿肉に溶接するという事は・・・
厚肉を溶かせるアークで薄肉の本体をいかに溶け落とさないようにしながら溶接するという事なので難易度が高いです
アルミ溶接イッ直線~
出来上がり~
間引いたオイルクーラーを修復する業者は少ないでしょうねぇ~
実際、オーナーはボディをカットしたはエエが他では溶接を断られ続けたらしいですから・・・
だいたいこのパターンで最終的にウチに仕事が回って来るのですョ、まだ他で中途半端に溶接されどうしょうもないお手上げ状態になってからウチにくるよりはエエです(これこそ即答でお断り致します)
中古でオイルが入っていたならウチも断ってました(溶け落ちて使い物にならない物になるだけですからネ)
今回は一応溶接できましたが全ての期待に応えられるとは限りません、しかしこういう他で断れる難易度の高い作業も勉強だと思いさせてもらってます(失敗したら許してネ)