モンキー&ドリーム50へのフルカムギアトレイン化への流用加工許容範囲を考察中です
左がヤマハFZR250【3LN】並列4気筒3番ヘッド
右がホンダVFR400R【NC30】V型4気筒フロント側右ヘッド
排気量が少ない分ヘッドの大きさが小さい
FZRヘッドの方はすでにモンキー用でセミカムギアトレインとして完成し装着しているので、今度はVFRヘッドでフルカムギアトレイン化して装着してやりたいのだが・・・
元々VFR400はフルカムギアトレインエンジンである為に、カムギアを駆動する2個のギアトレイン一体ユニットが鎮座しているのでカムギアはカムホルダーから25mm程離れている(上の2個並べた画像で判断がつきますよね)
元のVFRのギアトレインユニットはスペース的に大き過ぎるので使用を見送りました
ただ漠然と見て頭の中で考えても判らないので・・・
VFR400カムギアとドリーム50のアイドラーギアを切断し一体化した専用アイドラーギアを試作しました
この感じなら5mm程土台を追い込むと良いでしようね
カムアイドラーギアの下の歯がヘッド面より10mm程高くなっていますが、FZR250の方は歯が面から若干出てます
これはバルブの押しがFZRの直打式に対し、VFRはロッカーアームを介した分の寸法の差だと思います
フルギアトレインにするには歯のバックラッシュ(遊び)が、後のヘッドやシリンダーの面研で加工調整可能の寸法範囲である事が重要です
燃焼室、ピストン、など排気量の事は考えずに言えばVFR400よりFZR250の方がアイドラーギア位置に関しては許容範囲になります(FZR400Rも切りたいなぁ)
以前の記事で言いましたが、横型エンジンのモンキー用でフルカムギアトレイン化するならオイルポンプの駆動を左側のカムチェーン駆動から右側のクランクダイレクト駆動に変更しなければいけません
武川のコンプリートケースが販売されていますが高価なので買えません
同じ素性の中華エンジンなどがクランク駆動なっているので流用すれば解決すると思われます
モンキー用で加工するなら一応こういう配列になりますが、現在装着しているウチのFZRヘッドとはカム回転方向が逆になりますので、再度初めからヘッドを作る方が良い(同じモン作るんシンドイなぁ~)
ドリーム50の場合はこんなギア配列なります
ドリーム50他、CB、XR,エイプなど縦型系のエンジンのオイルポンプは初めからクランク駆動なのでその点から言えばケースを買わなくても済みます
モンキー、ドリーム50のどちらを作るにしてもお金と時間が掛かりますねぇ~
ウチは丸投げせず全て自分の手で作り出しますので、途中でどうにでも加工変更が効きます、まあどうにかなるでしょう
自分の物より先に皆さんに依頼された仕事をこなさなければ・・・
明日もガンバロウ!