ウチのミニに装着しているイギリスKAD社製ツインカムヘッド・・・
そうそうこの前側にキャブがあるミニのヘッドを見てたら、昔無限ワークスのアコード、シビックのB20Aエンジンは後側吸気で当然前方のグリル側にエキゾーストがくるのを吸排を反転させたリバースヘッドなる手法があったのを思い出した(ラム圧、ストレートエキゾースト、重心化が目的らしい)
ヘッドを反転させてブロックへのヘッド面の合いやボルト位置オイル通路などが同じならカム後部隔壁を貫通させてプーリーを反対方向にもってくる事は可能だろうけどレイアウトを考えて合うように初めから作ったヘッドより市販状態で出来上がったヘッドを反転させる方が難しいと思う
20年以上前に販売されてKADヘッドだがマイナーチェンジを受けて現在も市販されているようだ、ウチのヘッドよりコンパクトになった外観になっている、中のパーツがどう変わっているかも判らないしウチのに適合する補修パーツなのかも判らない(武川製のモンキー用ツインカムヘッドでさえバルブ径など変わっているからね)
前にも記事にしたがオートバイのBMWエンジンのツインカムヘッドを流用してミニをツインカム化するのが巷で流行ってきているらしい・・・(初めて考え出した人はエライ)
それはミニのエンジンブロックに装着するのを容易にするコンバーションキットなるものが市販されているのが要因でもある
ミニに装着できるといってもボアピッチが近くてオフセットボーリングでピッチを合わせたとしてもポン付けできるわけがないと思う、そもそもヘッドの形状や固定ボルト、オイル通路位置などミニのブロックには絶対合わないだろう
ウチのモンキーのFZRやCBRの流用改造ヘッドみたいに加工しなければ装着できないのである
BMW、K100RSエンジン
これがそのモーターサイクルBMWヘッドである
丸印の部分をアルゴン溶接で埋めなければならない
溶接加工した後の画像
これがコンバーションキットである
本来ノーマルBMWヘッドはオイルに浸かったカムチェーン駆動式であるのでミニのクランクとカムに専用のギア、チェーンを付ける必要があるのとそれを覆いヘッドとブロックをつなぎオイルが出ない大きなサイドカバーを作らなければいけないのをドライブベルト式にしてカムとクランクはコックドプーリーのオイルシールを取り付けてカバーを作りヘッドとブロックで分割して克服している
OHVなのでカムがブロック側にありそれでオイルポンプやデスビも駆動している為に1つプーリーが多い
一番下はBMWヘッドをミニブロックへ装着するにはヘッド固定ボルトやオイル通路穴の位置が合わないので変更しなければならない、その為の位置決めテンプレートである(なんと親切な)
装着したミニのエンジン
BMWのインジェクションスロットルボディをそのまま使用する場合それをマネージメントCPUやクランクピックアッププリーキットまで揃っている(ハイカムもあるらしい)
なんといってもヘッドの中身はBMW純正部品で構成されている為に補修パーツなどが入手し易いし安値で信頼性もある
BMW2輪エンジンはヤフオクなどで2万~入手可能だがコンバーションキットのお値段が高いよねぇ~専用のKADヘッドよりは安く仕上がり補修パーツなどメリット大ですね
そんな事考えてたら国産の1000cc超えのサイドチェーンエンジンをバラしてみたら案外いけるじゃないかと変な妄想が始まっちゃう
いやぁ~ウチにはヘッドのアルゴン溶接までなら楽勝だと思うけど、その他の加工やキットの出費を考えたら・・・妄想だけでウチはしませんョ