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Channel: アルミ溶接イッ直線!FORGフォージのスーパーモンキー&ミニ
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ステム入れ替えネジ切りベアリングレース加工

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ステム入れ替えネジ切りベアリングレース加工依頼です

ステムシャフトの径が太いのでステアリングコーン穴に合わせて全体に細くしました

イメージ 1








モンキーなのですが下側はテーパーベアリングレースになっているのでベアリングもテーパーの物に入れ替えます

イメージ 2










フレームのヘッド長に合わせて締め込むネジシロが足りない為後追いでネジを新たに切りますがこれがウチの旋盤は古い為若干のバックラッシュでスイッチオンから動き出すまでにコンマゼロ何秒と遅くタイムラグが生じる、その為に既存のネジに後追いで延長してネジを切るとなると繋ぎ部が引っ掛かるようになってしまう可能性が・・・

ダイスでネジを切るにはM22は大きいので旋盤の爪で固定していてもダイスに力をかけネジを切り始めると先にシャフトの方が回ってしまうのでどうしても旋盤を回しバイトで切るしかない・・・

なので遅くなるタイムラグ分を見越して刃先を若干前に進めドキドキしながら切りましたぁ~

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ホンダのM22XP1、0のドライブシャフト用のダイスでサラい無事完了~(そうモンキーなどミニバイクのステアリングのネジピッチは車と一緒なのでした)

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トップブリッジにネジの頭が出てこないのでシャフト内にM10ナットを溶接してボルト&ワッシャーで固定します

イメージ 5










ステムシャフトを元に戻します

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上側はモンキー用のスタンダードベアリングを使用するのですがフレームは側のコーンの入る径が違い合いません、元のテーパーベアリングコーンを削りアダプタースリーブ代わりにしてハメ込みました

これが結構厄介な品で元のテーパーベアリングコーンに焼きが入っているので旋盤のバイトの刃がたたず削れてくれないかったのです

焼きなまししてどうにか削れる硬さにまでして加工しました

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トップブリッジ上側の固定ワッシャー製作

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出来上がり

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無事装着

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ネジやベアリングレース位置など合わすの難儀やったなぁ~

初めからここを何ミリ削りここはこの位置でって判らない現物合わせでやっていく作業は外して加工しては付けたり、決まらなければまた外しの繰り返しでその都度寸法を判断して削らなければいけないので結構時間が掛かるもんなんです

まぁ、それでも付かない物を付けれるようにしてお客様が笑顔でパーツを引き取って帰るのを見るとうれしいもんなんでまた難儀な加工物を引き受けちゃうんですよねぇ~(そういうのがウチの仕事なんで仕方ないんですよね)

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