直径100mm程のアルミ鋳造ヘッドの4ヶ所のフィン欠け修理依頼
フィンの厚みは3mmくらいだが・・・
物が小さい上に奥の方から欠けているので電極トーチが入らない
溶接ビート肉で奥から少しずつフィンを立ち上げていかなければならないし、アルミ溶接の大敵である酸化物質のオイルゴミを小さいリューターでも綺麗に掃除でいな~い!
それでも何とか立ち上げてました
まだ途中ですがここまでフィンを立ち上げるのに溶接しては削りの繰り返しを8回程しています
一気に形にすると奥が削れないので少しずつ何度も工程を繰り返します
これで12回目、まだまだ積み重ねていかなければいけませんが、ここらへんで、グラインダーでまたフィンを削っていたところ・・・・
ポロリって・・・
オーマイ、ガァ~!
小さいけど強敵ですねぇ~(小さいから強敵なのョ)
のいたフィンは全てビートの積み重ねで形になってるとは思えないでしょう
どうやら鋳造部の拒絶反応で溶け込みが甘く
グラインダーの削り振動でモゲたのだと思います
まあ、ここでモゲてラッキーだったです
このまま何もおこらなくて納品しても、装着してからエンジン振動で確実にモゲてたと思います
また初めからですが、これも勉強ですし仕事ですからネ(なんてプラス思考なんだ)
ガンバルぞぉ~!
と、強がり言っても動揺してパクパクしてる心臓を少し落ち着かせる為と・・・
気分転換にVFR400R【NC30】ヘッドをブッタ切り・・・
寸法的に予想してたとうりでした
ドリーム50にはVFR400ヘッドは大きい、カムギアの横方向の位置に少し距離がある
やはりVFR400ccよりFZR250ccヘッドの方が、小排気量には寸法的に加工がやり易いです
モンキー&ドリーム50エンジンのフルギアトレイン具現化の大体の目安は付きました
これも強敵ですがパクパクしてた心臓が今度はワクワクしてきました
仕事ガンバロウ~!
つづく