真鍮素材で製作されたブリーザーユニット
モンキー用ではないがどうにかこれを付けたいとの依頼なのですが・・・
真鍮製レンチ幅３６ｍｍのナット
依頼者様の考えでこのナット全面にネジ切り加工しアダプターにしてどうにかしてくれとの事
これ自体を旋盤に掴んでネジを切るには掴みシロが浅過ぎて飛びます（内ネジの関係でロールセンターが使えない）
ブリーザー本体にねじ込み旋盤の掴みシロを確保（掴みキズが少し入りますが）してからネジ切りをしますがこれでも全面にはネジを切れないのですョ
実際に装着するとなるとツバが付いてないと締め込んでシールや固定でがきない
どうせならこのナットに合うボルトも一緒に購入して送ってもらえればブリーザー本体を掴まなくてすんだのにねぇ～（ウチでボルトもネジ切って作れるけどコストが・・・）
このあたりが実際に自分で加工して物を作る人としない人での考えや発想の差が出てきますね
M30XP１，５です
ツバまでギリギリにネジを切る事もできません（逃げが無いと座面にバイトが食い込むからね）
アダプター自体は思ったとうりの感じですが・・・
ヘッドに装着してみましたがどうなんでしょうかね？
問題点はアダプターにＯリングやシーリングワッシャーが付いてないので液状ガスケットなどで対応しなければいけない事
ヘッドに付けるとアダプター内側がロッカーアームに当たるのではないでしょうか？
武川スペシャルクラッチなどに付けるにはケース側取り付け部に段差があるのでアダプター本体の３６mmナットの大きさでは収まりきらずにナットが締めきれないのではないでしょうか？（ウチにスぺクラがないので判断できませんが）
無理やり付けるにはリスクが多すぎると思いますが・・・
こんな小さい加工でも理想と現実（アイデアと具現化）は違うという事ですね