ウチにはどこのか判らないマフラーの修理依頼です
アルミサイレンサーのリベット部が飛んでます
肉厚1mmしかなくこのままでは溶接は効きません
汚れ酸化被膜を落としせばさらに肉厚は0,ナンボになり通電した瞬間溶け落ちるでしょう
元のマフラーのサイレンサーが溶接ができているのは、製作時は新品で筒部とフランジ部をインロウ(差し込み式)してツバ部分を溶接しているからできるのです
後部のサイレンサーバッフルを留めるボルト部分は2mmの肉厚のアルミを足してどうにか溶接して修理しています
差し込み部分を巻き巻きして溶接製作
このマフラー専用のサイレンサーバッフルを新たに製作
マフラー本体の差し込んで3か所でリベット留めする部分は前述の理由で修理不可なので切り落としました
新たに差し込み部分をスチールで製作
出来上がり~
オ―ナ―にこのサイレンサーを修理するよりどっかから似たようなサイレンサーだけ持ってきて溶接する方が安くつくしエエのんではないかと提案させて頂きましたがどうしてもこのマフラーが良いとの事で引き受けました
人はそれぞれ価値観が違いますのでウチにそれを否定する権利はありませんから、双方がウィンウィンな関係で納得して頂ければ仕事ですのでウチのできる範囲ならご協力させてもらっています