ハーレーのクランクケース・・・
見え難いですがシリンダー固定ボルトにヘリサートを入れたら外側に向いてクラックが入ったケースとの事です
クラックが見えるように熱を加えます(クラックを発見する為のスプレーなどが出ていますが、鉄やステンはよいのですがアルミでそのスプレーを使うとわざわざ不純物をクラックに押し込むことになり溶接はもっと難しくなりますので使わないのですョ)
ただ見えただけで、このままで溶接はできません
ネジ部分をエグリ込みましたがまだこの状態このではTIGトーチの先っちょが入りません(これがTIGの弱点です)
奥まった所にアルゴンガスやアークが届かなかったり溶接棒を入れる角度が適切にできない場合は溶接できません、ガスレンズを付けてタングステンをめいっぱい伸ばしても壁に当たった時のガスの吹き返しもあったりするので難しいのョ~
このスタッドボルト穴基礎の周辺ゴッソリ切り取り、アルミブロックを新たに溶接する事も考えたのですが・・・
アルミムク材を削りスタッドボルト径より5mm程大きいカラーをタングステンが届く所まで奥の部分に入れ込めば溶接できるのではないかと・・・
アルミ溶接イッ直線~
外側に5mm程肉盛りして肉厚を増しました
ん~強敵やったわぁ~
でも、こういう修理はウチの修行にもってこいの作業ですね(Mかっ)
無事使えるようになったらエエですねぇ~