武川製、旧鋳造アルミトップブリッジ・・・
いつもの割れです(もう何十個修理しただろうか)
このタイプのトップ&ステムは間違いなく割れる(持っている人はご用心を・・・)
当時ウチが参戦していた頃も回りで次々割れていて、当然写真のウチのも割れて修理して走っていました
この頃は自分でアルミ溶接できなかったので他の人に頼んでやってもらってました、なんとそこの職人さんは驚きの酸素溶接で何か判らん薬品(フラックスなるものだと思う)をアルミ棒に添付しながらひっ付けていました
そこには船外機のエンジンケースや真鍮製ぺラが何個も修理で並べられていました、酸素でアルミ付けるのを教えてもらいたかったなぁ~
30ん年前の話でもうそこは無くなってしまって教えてもらえないけど・・・
痩せてるョ~(今見る影も無いけど)
ガレージに置いてた所パキッと音がして自然に割れたという話も聞きます
この鋳造トップ&ステムは、ウチが予想するに当時、製造時の鋳造アルミと合金の結び付き材質では弱いところに肉厚も薄かったのではなかろうか?
あくまでも個人の見解ヨ
まずは修復、これは第一段階で・・・
ここからが本仕事です
以前にもやりましたが一枚補強の為プレートを入れて肉厚を確保します
そんで4Lくるくる仕様になります
トップブリッジだけじゃなくステムもしなければいけません
全て同じ合金材質(分子構造)だと一度クラックが入ると連鎖的に割れが広がっていくのが、違うアルミ質を途中に入れる事でもしクラックが入ってもそこで割れが止まる事があり、欠損する事も無くまた修復するにしても直し易いのです
あくまでも個人の見解ヨ
今度は割れないようにしたり割れ難いようにしたりするのがウチの仕事ですので考えた末の対策です
つづく